FPGAの要素と構成を読んだ
- 作者: 天野英晴
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Google ブックスでサンプルが見られる. FPGAの原理と構成 - 天野 英晴 - Google ブックス
ほとんどの章で各章のテーマを説きながらも,FPGAが今の立ち位置に至るまでの歴史や変革がメーカー名や製品名のレベルで具体的に書かれている.メーカーや製品名にあまり興味がないが,時代が進むにつれ知っている製品やツールが出てくるとちょっと親近感がわいた.今あるFPGAが初めから今のあり方でなかったことがよくわかる.こんな本はちょっと珍しいんじゃないだろうか.
読んで一番楽しかったのは7章だ.知っている人は知っているのだろうが,様々な応用例や応用の可能性が示されている. 非同期回路やデータ駆動に関しても触れられている.
全ての章で大量の参考文献へのリファレンスがついているので,さらに深く知りたければそこから辿ることができる. 何を見ればいいかわからないときに開く本として使えそうだ.